総社神社



前橋市元総社町にある総社神社は、社歴によるとゆかりの古い神社だそうです。
第十代崇神天皇の時代、東国平定を命じられた豊城入彦命に始まるとされるその歴史。

まぁ、総社神社というのは全国六十六ヶ国それぞれにあるんですけどね。
都より新しい国司などが赴任して来た際、国内すべての神社に挨拶するのは何かと不都合。
故に「一箇所にお参りすれば、全部に挨拶した事になる神社」と作るわけです。
ソレがいわゆる「総社様」なわけです。

その性質から、総社は各地で主に国府の近くにあり、名前も「国府神社」だったりするものもあります。
上野国の総社神社は、上記の由来のとおり上野国を切り開いた豊城入彦命が発端です。
なので、古来より上毛野国の国府である厩橋の地にあるということでしょうか。

延喜式の時代に「総社神社」と呼ばれるようになったそうですが、
それまでは、周囲の郷名から「蒼海明神」と号されていたそうです。(安閑天皇の時代とか)

国内総五百四十九社を合祀した総社神社
社殿や神楽殿をはじめ、多数の文化財が残っております。

また、境内に付近にあったとされる蒼海城の縄張り図もあります。

 駐車場側の鳥居
実際の正面は反対側になります。

ここから入ると本殿の裏側になります。
 本殿等が前橋市の指定文化財になっています。
 神楽殿
指定文化財です。
 例大祭(毎年3月15日)に、伝統の神楽が奉納されるようです。
 その他、当神社に保存されているものが県指定の文化財になっています。
 正面からみた神社の境内
 上記にも書きましたが、当神社に保存されていた県指定文化財。上野国の各神社の神様の名前が書かれている「上野国神名帳」に、雲板、懸仏などです。
 元総社町界隈は、当神社や国府後をはじめ、たくさんの文化財があるようです。
 本殿


場所はこちら

正一位総社大明神のほか、赤城大明神、抜鉾大明神、若伊香保大明神、伊香保大明神、
岩根大明神、小祝大明神、榛名大明神及び
従一位として浅間大明神、火雷大明神、倭文大明神の御神徳がおわします。

公式サイトはこちら
上野総社神社ホームページ


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