史跡上泉郷蔵
前橋市上泉町にある上泉自治会館の脇にある全国的にも珍しい史跡です。
この付近は上泉城址ですが、本丸跡に「郷蔵」があります。
「郷蔵」と書いて「ごうぐら」と読みます。
これは江戸時代に、郷村などで年貢米を上納するまで貯蔵する目的で建てられた「共同倉庫」に当たります。
飢饉や凶作の際の非常用備蓄倉庫としても使用されていたようです。
この上泉郷蔵は、寛政八年に前橋藩の貯穀令により建てられたもので明治以降も使用され続けた大変珍しいものです。
(他の郷蔵は、たいてい別の用途に使用されたり、取り壊されたりしたそうです。)
明治四十二年まで使用され続けたそうで、昭和三十六年に県文化財指定、平成三年に解体修復がなされています。
また、蔵の中から古文書等も発見されたそうです。
|
上泉城本丸跡にある郷蔵
土塀の瓦ぶき屋根
|
|
自治会館駐車場入口付近にある説明看板
|
文化財としての市の力の入れ具合は、上泉城より郷蔵のほうが上な感じがしましたw
関連ホームページは捜索中〜
とっぷに戻る / 史跡に戻る