赤城神社(富士見)


群馬を代表する霊峰である赤城山を御神体とし、上毛野氏の祖先である豊城入彦命が山と沼の神を奉った事が起源と言われています。
主な祭神は赤城大明神を筆頭に、大国主命、磐筒男神、磐筒女神、経津主神、豊城入彦命の五柱です。
また大山昨神と徳川家康を相殿しています。

しっかり記録に出始めるのは大同元年(西暦806年)の社殿遷座の事であり、大沼付近に神社が建つのもこの頃と言われています。
社格は式内社・上野国二之宮で郷社です。
南北朝時代くらいに編纂された「神道集」という書物によると、元々一之宮だったが貫前神社に一之宮を譲った話等が記されています。
(抜鉾大明神と養蚕にまつわる話)

赤城神社は関東を中心に広く全国で崇拝され、また、赤城山の環境から山岳信仰・修験道でも重く奉られました。
戦国時代や江戸時代は近隣の武将や幕府関係者、大名等からも厚く尊崇されます。
しかし、本家争いともいいましょうか、赤城神社本社争いとして三夜沢にある赤城神社と激しく対立しました。
神道流派内でも、吉田神道と白川伯王家を巻き込み争いは広がりますが、百年以上に渡った争いは「どちらもはっきり名乗らない」的なオチに至ります。
つまり、まぁ争うのはやめようじゃないか・・・ってだけで、はっきりした決着をみる事のないまま現在にいたっています。

現在の大沼内の小鳥ヶ島に社殿を移したのは昭和に入ってからの事だそうで。

2006年に現在の社殿に改築され、初詣等で賑わいます

・・・が、やはりそこは山の上
自家用車で行くのは結構大変です
南麓側からなら、まぁ大丈夫でしょうけど、北側から行くと、それはそれは苦労しますよ。
道が細くてねぇ・・・舗装されているだけマシかもしれませんがw

 2006年にたてなおしたばかりなので朱が映えてとてもきれいな建物でございます。
 由来説明板も新しく、かつ重厚ですね
ピッカピカw
 こちらが本殿
 本殿は大沼の中の小鳥ヶ島にあるので、湖岸から橋を渡るルートもあります。

今回は赤城山の北側から山越えでやってきたので、本殿裏の駐車場着であったため、橋は渡らず
 本殿裏手から見た大沼
ゆったり波が立っていました
湖畔でキャンプしている人もいました。
 江戸時代に厩橋藩主が赤城神社参拝のために使った登山道に造られた一の鳥居の跡に昭和40年(1965年)に建てられた赤城大鳥居。
高さ21.3m

県道4号線の小暮交差点付近にあります。


場所はこちら
駐車場多数、湖で船に乗ったり釣したりできます。
また、食堂等もありますので神社参拝以外の観光も可能
付近にはスキー場もあります。




関連サイトはこちら
赤城神社


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