迦葉山の「天狗面」


天狗面【tengumen】

群馬県沼田市
年に一度担ぎ出される日本一があります。

それは「日本一大きい天狗のお面」

迦葉山弥勒寺は群馬の中でも特に有名なお寺のひとつで、地元からは「迦葉山」として崇拝されています。
弥勒寺は嘉祥元年(西暦848年/皇紀1508年)に比叡山より慈覚大師を招いて創建されました。
後に曹洞宗に改宗され、徳川初代将軍の祈願所として朱印百石を許された古刹です。


<弥勒寺本堂>

天狗伝説が昔からあり、弥勒寺中興の祖と伝わる天巽の弟子である中峰が「私は迦葉仏の化身なり。」と言い残して姿を消しますが、その跡に天狗面が残っていたためこれを祀るようになったという由縁があります。
高尾山・鞍馬寺に並ぶ「日本三大天狗」とも言われています。

そんな中、天狗を祀り続けた弥勒寺に日本一が生まれました。


<日本一の天狗の面! でかい!>

時は昭和14年(西暦1939年/皇紀2599年)地元商工会有志により大東亜戦争の勝利を祈願し作られた大天狗面(顔:6.5m、 鼻高:2.8m)
でかいっす(笑)

でも、これだけじゃありません!


<まだまだあるぞ、大天狗面!>

昭和46年(西暦1970年/皇紀2630年)、今度は大天狗奉賛会により交通安全を祈願して作られた「交通安全身代わり大天狗」(顔:5.5m、鼻高:2.7m)がさらに控えています!
でかいですね、本当に・・・めっさ睨まれてます。!

ここで、正直な話・・・

どっちがどっちの面だかわかりません(笑)
まぁ、どちらをとっても恐らく日本一でしょう。

なお、これらのお面は市内に展示されている他2つのお面と一緒に毎年8/3〜8/5に行われる「沼田まつり」に女性が担いで市内を練り歩きます。

女性が担ぐ天狗面としても日本一です

公式HPはこちら↓
沼田市ホームページ


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